生きがいアドバイザー 石川明美です。
大阪は、秋の風がとっても心地いいお彼岸。
真っ赤で綺麗な彼岸花。
子供の頃に、「この花は毒を持っている」と聞いたような…
ちょっと調べてみました。
ありました。
やはり、そのようですね。
彼岸花には花・茎・葉・球根、すべての部分に毒があります。中でも特に強い毒を持つのは球根の部分のようです。
毒のあるこの植物を食べた後には「彼岸」=「あの世(死)」しかない、ということに由来するという説。
彼岸花には、たくさんの種類があり有名なのが「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」昔百恵ちゃんの歌にもありましたね(笑)
「彼岸」=「あの世(死)」から不吉な言葉をイメージする別名がたくさんあります。
例えば、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、毒花(ドクバナ)、雷花(カミナリバナ)、痺れ花(シビレバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)。
どの別名も良いイメージとは言えませんが、たくさんの別名があるということは、それだけ人々に親しまれてきた花ということではないでしょうか。
ちなみに「曼珠沙華」とはサンスクリット語で「天界に咲く花」「見る者の心を柔軟にする」という意味も。「赤い花」「天上の花」として、めでたい兆しとされることもあります。
植物に含まれるのは主にアルカロイドという毒。その種類はとても多く、彼岸花には約20種類のアルカロイドが含まれています。
誤って食べてしまうと吐き気や下痢を起こし、重症の場合は中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるようです。
ただ、毒性もあるので埋設した遺体を害虫から守る意味もあるようです。
見た目は綺麗ですが、なんだか怖いですね。
「赤色の彼岸花」の花言葉
情熱・独立・再会・あきらめ・悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに
「情熱」は「赤」をイメージする言葉ですが、亡くなった人を偲び、別れを連想させる言葉が多いようです。
お彼岸の日は、季節な変わり目でもありますが故人を想う日でもある。
そんなことを感じました。